ワークスペースにある任意のフォルダーまたはファイルを外部のユーザーに共有するための機能であるメディアボックスでは、任意のアクセス権を設定して、ファイルまたはフォルダーを共有できます。なお、フォルダーを共有する場合、サブフォルダーも含めて共有されます。
メディアボックスでは、面倒な設定を行うことなく、受信者に閲覧 (読み取り専用) 権限やダウンロード権限などのアクセス権を付与してフォルダーやファイルを共有できます。加えて、受信者のメールアドレスを入力するだけで、メール通知によるユーザーの招待を行うこともできます。メディアボックスの設定では、共有するフォルダーへのアクセス権の既定値は閲覧権限となっていますが、ダウンロードを許可したい場合、ダウンロード権限を追加できます。
メディアボックスでフォルダーを共有すると、受信者は共有フォルダーにあるすべてのファイルとサブフォルダーにアクセスできるようになります。下記の例では、3 つの階層のフォルダーが存在しています。メディアボックスで [Folder_Level_2] を共有した場合、[Folder_Level_2] にあるファイルおよびサブフォルダーである [Folder_Level_3] は共有されますが、親フォルダーである [Folder_Level_1] の内容は共有されません。
図 1: ナビゲーションツリーでの共有フォルダ―の表示
また、共有フォルダーにファイルを追加または削除した場合、それらの変更は自動的にメディアボックスにも反映されます。
メディアボックスでフォルダーを共有する
- 共有するフォルダーをクリックして選択します。
- 青色のアクションバーにある [共有] アイコンを選択します。メニューに表示される [新規メディアボックスで共有] をクリックします。
図 2: メディアボックスでのフォルダ―の共有
ファイルを右クリックして表示されるコンテキストメニューで [共有] -> [新規メディアボックスで共有] を選択することもできます。
- [メディアボックスを作成] ダイアログでメディアボックスを設定します。
図 3: [メディアボックスを作成] ダイアログ (カスタマイズタブ)
カスタマイズタブでは、メディアボックスの基本的な設定を行います。メディアボックスの名前は、既定値ではフォルダー名が設定されていますが、任意で修正することもできます。
メディアボックスの備考欄には受信者に対するコメントを任意で入力することもできます。
次に、メディアボックスの種類を指定します。メディアボックスには次の 3 つの種類があります:
- セキュア: Ci へのサインインによる認証を行います。Ci のアカウントを持っており、作成者によって指定された受信者のみ、アクセスできます。
- プロテクト: メディアボックスの共有リンクと設定されたパスワードを知っている受信者はアクセスできます。
- パブリック: メディアボックスの共有リンクを知っている受信者はアクセスできます。
必要に応じて、有効期限を設定できます。既定値では 1 か月が設定されています。
受信者のリストは、メールアドレスを入力するか、配信先リストから選択します (メディアボックスの種類として、プロテクトまたはパブリックが選択されている場合には、入力は任意です)
拡張設定では、さまざまな条件を設定できます:
図 4: [メディアボックスを作成] ダイアログ (拡張設定)
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[ビデオおよび画像にウォーターマークを適用する] を選択すると、ウォーターマークを付加できます
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[ソースファイルのダウンロード権限を付与する] を選択すると、ソースファイルのダウンロードが許可されます (注: アーカイブされたファイルはダウンロードできないため、あらかじめリストアを行っておく必要があります)
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[Ci が生成したプレビュー用のプロキシおよびカスタムレンダリングのダウンロード権限を付与する] を選択すると、任意の解像度のプロキシまたはカスタムレンダリングのダウンロードが許可されます
- [ユーザーによって登録された関連ファイルのダウンロード権限を付与する] を選択すると、画像、ビデオまたはオーディオファイルなど、任意の関連ファイルのダウンロードが許可されます
下記の場合、通知メールを行うことができます:
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[メディアボックスへのアクセスがあったときに通知する] を選択すると、受信者がメディアボックスを開いたとき、メールで通知します
- [メディアボックスの設定が変更されたときに通知する] を選択すると、メディアボックスが編集されたとき、メールで通知します
次回、メディアボックスを作成するときのために既定値として設定内容を保存したい場合には、[この設定を既定値として記憶する] チェックボックスを選択しておきます。
コンテンツタブでは、メディアボックスで公開するファイルの追加または削除、ドラッグによる並べ替え、ソート順の選択などを行うことができます:
図 5: [メディアボックスを作成] ダイアログ (コンテンツタブ)
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追加でファイルまたはフォルダーを追加するには [コンテンツの追加] をクリックします。[ファイルの並べ替え] ドロップダウンリストにより、メディアボックスでのファイル/フォルダーの並び順を指定できます。
また [コンテンツ] パネルで項目をドラッグして、最上位の階層にあるフォルダ―を手動で並び替えることもできます (階層内のサブフォルダーは並び替えられません)。なお、これらの編集はメディアボックスの作成後にも行えるため、必要に応じて、メディアボックスのコンテンツを追加または変更することもできます。
- [メディアボックスを作成] をクリックすると、メディアボックスが作成されます。その後、メディアボックスの共有リンクをコピーする、または、Ci から直接、受信者へ共有リンクをメール送信することもできます:
フォルダーが共有されたメディアボックスを編集する
メディアボックスで共有されたフォルダーにはメディアボックスのアイコンが表示されます:
図 6: メディアボックスで共有されたフォルダーの表示
- 共有されたフォルダ―を選択して、パネルの右上にある [共有先メディアボックス] リンクをクリックします:
図 7: 共有先メディアボックスのリンク
- リンクをクリックすると、選択したフォルダーを含むすべてのメディアボックスのリストが表示されます:
図 8: 選択したフォルダーを含むメディアボックスのリスト
[アクション] ボタンを使用して、メディアボックスを開く、編集する、または、メディアボックスからフォルダ―を削除することができます。
1 つのフォルダーだけを含むメディアボックスからフォルダーを削除した場合は、メディアボックスも削除されます。
共有フォルダーの内容が変更された場合は、自動的にメディアボックスにも反映されます。ただし、メール通知は行われないため、共有フォルダーを更新した場合は、必要に応じて、受信者に連絡してください。
共有されたフォルダーをダウンロードする
- 通知された共有リンクを開きます。
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フォルダーをダウンロードするには、メディアボックスの表示ページの右上にある [Aspera でダウンロード] をクリックします:
図 9: メディアボックスの表示ページとダウンロードのオプション
また、それぞれの項目の [ダウンロード] ボタンをクリックして、個別にダウンロードすることもできます:
図 10: 個別でのダウンロード
フォルダーまたはサブフォルダーをダウンロードする場合には、対象となるフォルダー数やファイル数、ダウンロードの合計サイズなどの情報が表示されるため、ダウンロードを行うローカル PC に十分な空き容量があるかどうか、確認して続行することができます。
ご不明な点がございましたら、ヘルプセンターでリクエストを送信して、Ci カスタマーサクセスチームへお問い合わせください。